大会情報
hotシュシュIgnite
「hotシュシュIgnite」
2024年5月26日(日)
17時40分開場/18時00分開始
観衆:45人
◆第1試合 シングルマッチ20分1本勝負
〇皇耀(6分42秒 体固め)芭奈子×
※バズソーキック
◆第2試合 ハンディキャップマッチ30分1本勝負
〇ミス・モンゴル(14分56秒 レフェリーストップ)ゆづき&緋彩ませ×
※逆エビ固め
◆第3試合 タッグマッチ30分1本勝負
横山佳和&×桐生健豊(20分39秒 片エビ固め)大谷譲二〇&皇耀
※フロッグスプラッシュ
◆第1試合 シングルマッチ20分1本勝負
〇皇耀(6分42秒 体固め)芭奈子×
※バズソーキック
hotシュシュ現体制でのラスト興行のオープニングマッチは団体に残る芭奈子と団体を離れる皇耀による二期生同士の初シングルマッチ。先制攻撃を決めたのは芭奈子。皇耀のエルボーをかわし、ロープに飛んでのクロスチョップをヒットさせ、カバーもカウント2。さらにストンピングを連打し、コーナーに振ってのローリングエルボーからダイヤル固めでカバーもカウント2。
ボディスラムを狙う芭奈子だが、こらえた皇耀がブレーンバスター。カバーもカウント2。
皇耀がサッカーキック。1発で大きなダメージを受けた芭奈子は立ち上がれない。さらにコーナーに詰めて皇耀がストンピング連打。
両膝をついたままエルボーで前進する芭奈子だが、皇耀はボディスラムで叩きつけカバーもカウント2。芭奈子が張り手を叩き込む。さらにエルボーも皇耀も強烈なエルボーで返す。
皇耀の張り手をかわして芭奈子が逆さ抑え込みもカウント2。皇耀が右ハイキックも芭奈子がカットすると、皇耀がスピンハイキックをヒット。
さらにバズソーキックを叩き込み、芭奈子からカウント3を奪った。
◆第2試合 ハンディキャップマッチ30分1本勝負
〇ミス・モンゴル(14分56秒 レフェリーストップ)ゆづき&緋彩ませ×
※逆エビ固め
デビュー2戦目となる緋彩にとって、早くも大試練の一戦が組まれた。ゆづきと組んでのハンディキャップマッチとはいえ、対戦相手は情け容赦なしのモンゴル。先発を買って出た緋彩はモンゴルの突進をかいくぐり、片手を挙げて挑発もモンゴルはその頭をパチーンと叩く。その場にへたり込み泣きのポーズの緋彩。
「どうせウソ泣きだろ」と動じないモンゴルに緋彩がボディブローを連打。
これを受けて立ったモンゴルが緋彩を吹っ飛ばすと仰向けの緋彩の上にどっしり座り込みギブアップを迫る。
ロープに逃れた緋彩がゆづきと交代。タックルを仕掛けるもモンゴルは動かない。カウンターのタックルでモンゴルを吹っ飛ばしたゆづきが膝十字固め。
ロープに逃れたモンゴルがゆづきのボディスラムをこらえてラリアットでカバーもカウント2。
コーナーにゆづきを叩きつけ、さらにサーフボード。緋彩がカットに入り、これをレフェリーのタニ―がアシスト。コーナーにゆづきを振ったモンゴルだが、これをかわしたゆづきが串刺しスピアーを連発。
代わった緋彩がダイビングボディアタックもモンゴルががっちりとキャッチ。ゆづきが緋彩の背中を押して倒し、2人でモンゴルをカバーもカウント2。ゆづきが鎌固めを決め緋彩がヘッドロックで絞め上げる合体攻撃。
さらに緋彩がおてんばダッシュ。ゆづきのラリアットをかわしたモンゴルが逆にラリアットを叩き込む。
この間に緋彩が場外に出てかくれんぼ。探しに場外に降りるモンゴルだが、なかなか見つけられない。先にリングに戻った緋彩がリングアウト勝ちを狙うもモンゴルも戻る。ゆづきがカウンターラリアットを決め、モンゴルの上に緋彩をおんぶしてのボディプレスもカウント2。
モンゴルが2人をコーナーに投げ、飛び込むも緋彩がかわす。ゆづきに串刺し攻撃もタニ―レフェリーのアシストで緋彩がおんぶスリーパー。
コーナーに叩きつけて逃れたモンゴルが鞭を持ち出す。ゆづきに鞭をスイングし、返す刀で緋彩に振りかざすも、これはタニ―レフェリーが止めに入り、モンゴルから鞭を奪う。
緋彩が後方回転エビ固めを狙うが、これを仁王立ちでこらえたモンゴルが緋彩をネックハンギングに捉える。
カットに入るゆづきを蹴散らしたモンゴルが緋彩をリフトアップで場外に投げようとするが、これもゆづきがカット。
ゆづきがラリアットからロープに飛んでのボディプレスを狙うが、モンゴルがかわす。モンゴルがゆづきを逆エビ固め。
今度は緋彩がカット。エルボーを連打する緋彩。ゆづきのアシストでモンゴルを倒してカバーもカウント2。起き上がったモンゴルがゆづきを場外に落とす。残った緋彩を強烈なコンバイン。
危険とみなしたレフェリーが試合を止め、試合はモンゴルが勝利した。
試合後、マイクを手にしたモンゴルは緋彩に向かって「プロレス、怖いか?辞めるなら今のうちだぞ。今辞めないと大けがするぞ。それでもやりたいか!それでもやりたかったら頑張れ!泣くな!頑張るしかねえよ!私は子供にも叱れるオトナでいたいんだよ。それが誰の子だってプロレスラーって言っているんだから潰していくからな。」と語ると「今日で最後の現行hotシュシュだけど、何にも変わらない。私のやることは変わらない。ずっとこれで1年やってきたよ。とりあえず区切りってことで、あんまりこういうことは言いたくないけど、千春さん、お疲れ様でした。ジェークのことがちょっと気になるけど、ジェークの縁でここに上がらせてもらって、若い選手と戦わせてもらって、まだまだ時間かかると思うけど(ゆづきに)あんたは恵まれた体格もあるし、スターの要素もあるんだから、もっと自信を持って食らいついてきてほしかった。私はこれでhotシュシュいなくなっても自分が一番だという気持ちを持って行かない限りはトップ取れないよ。自信もってやっていいよ。そしてあんたが成長したなと思ったら、私はいつでも受けるよ。だからそれまで強くなったなっていうところを見せてくれよ。このままじゃ何も変わらない。ここで一旦お別れだけど、お前は自信もって頑張れ。それだけだ。」とゆづきにもメッセージ。
これを受けてゆづきは「1年間、ずっとどんな試合のときも一番後ろから試合を観てくださっていました。あなたがいないと同期しかない団体で、キクさんも半年間の欠場があり、大きくなれたのはJKGの存在とミス・モンゴルさんのおかげです。本当に今までありがとうございました。」と感謝の意を述べた。ここでリングに入ってきたのが田村様。「待て待て待て待てーっ!今のhotシュシュにはミス・モンゴルに勝てる選手はいない。だからミス・モンゴルに新体制で新たに試練を与える!これは正式決定だ!ケッテーイ!」と勝手にミス・モンゴルの継続参戦と試練を与えることを決めてしまった。「どういうこと?」と戸惑うモンゴルを完全に無視し、田村様の厳命が下ってしまった。
◆第3試合 タッグマッチ30分1本勝負
横山佳和&×桐生健豊(20分39秒 片エビ固め)大谷譲二〇&皇耀
※フロッグスプラッシュ
hotシュシュ現体制でのラストマッチは前回初参戦の大谷が前回の対戦相手であり、「自分にかぶりまっくている」皇耀とタッグを結成。皇耀と行動を共にする健豊が横山とのタッグで対戦した。試合は横山vs大谷でスタート。腕の取り合いからヘッドロックの取り合い。横山が健豊に、大谷が皇耀に交代。健豊がカウンターのタックルで皇耀を倒し、さらにカウンターのエルボースマッシュを決める。皇耀もエルボーで返す。代わった大谷も飛び込むと同時にエルボーを叩き込みカバーもカウント2。代わった皇耀が健豊とエルボー合戦、ヘッドバット合戦。両者退かずに倒れる。代わった大谷が自軍コーナーに戻ろうとする健豊にエルボードロップ。さらにコーナーに詰めての振りかざしチョップを早くも連打。
健豊もチョップで応戦も威力は大谷が圧倒。自軍コーナーに健豊を詰めてチョップ連打の大谷。代わった皇耀もチョップの追撃。健豊もチョップで反撃する。
大谷がリングに入り、健豊は2人相手にチョップを連打。あえて受けて立った2人。皇耀がフルネルソンを決め、大谷がまたもチョップ連打。さらに場外に健豊を投げ捨て、これを皇耀が追いかけて場外でチョップを叩き込む。
リングに戻った健豊に代わった皇耀がストンピング連打。チョップで反撃した健豊がそのまま倒れた皇耀をカバーもカウント2。代わった大谷がまたもチョップ地獄。正面ドロップキックを決めた健豊がエースクラッシャーを狙ってコーナーに大谷を追い込むも大谷がコーナーに上がった健豊を吹っ飛ばす。さらにお返しの正面ドロップキック。チョップで勝負に出た健豊がカウンターのドロップキックを決め、ようやく横山に交代。横山が串刺しタックル、リバーススプラッシュでカバーもカウント2。
横山がデスバレーボムを狙うもバックに回った大谷が切り返しからDDT。さらに串刺しエルボー、ジャンピングキックを決めフランケンシュタイナーからカバーもカウント2。
横山がカウンターのラリアットを決めれば、起き上がった大谷がブレーンバスター。今度は横山がパワースラム。
両者がダウン。代わった健豊が代わった皇耀にドロップキック、串刺しドロップキック、エースクラッシャーでカバーもカウント2。健豊がギロチンドロップでカバーもカウント2。
皇耀が健豊の飛び込みをスライディングキックで倒し、サッカーキック。起き上がった健豊がエルボーを入れ、またエルボー合戦、ヘッドバットの打ち合いへ。
代わった大谷がチョップ合戦に持ち込む。
健豊が強烈なエルボースマッシュを決め、皇耀と2人まとめてエースクラッシャー。
横山が入り串刺連係から横山がデスバレーボム。続けて健豊がフィッシャーマンズ・スープレックスでホールドもカウント2。健豊がアームバーへ。
これは皇耀がカット。さらに皇耀が横山に蹴りと入れて場外に落とすとプランチャを決める。
大谷がエルボースマッシュを連発してカバーも健豊がカウント1でキックアウト。意地を見せる。大谷がノーザンライト・スープレックスでホールドもカウント2。
大谷が続けてフロッグスプラッシュを決め、健豊からカウント3を奪った。
大谷「現体制でのhotシュシュが今日で終わりということは、このカード、2度と実現はしないかもしれないわけで、ぶっちゃけ、自慢でもなく、僕、今月、16試合やっているんですよ。試合数じゃなくて、どんな試合も怪我するかもしれないし、もしかしたら、どんなカードも2度と実現しないかもしれないから、絶対にどんな試合でも僕は全力で行きたいし、技を全力で受けたい。このカードも、他のカードも全部そう。今日はあの青い男がちょっといろいろ足りなかったかもしれない。どうなるかわからないけど、このチーム千春がどんなふうになるかわからないけど、この素晴らしい環境を使って練習することはもしかするとないかもしれない。俺、めっちゃ心配。彼には今、練習が必要だ。めちゃめちゃ令和に硬いこと言うけど、練習をするんだ!練習をもっとして俺たちがまた生きていたら、このタッグマッチ、またやろうぜ!」
健豊「今日、所属ラストマッチ、譲二選手のチョップはもちろん(威力があるのは)わかっています。だけど、やり返した。だけど、それでも足りない!足りない自分がめちゃくちゃ悔しい!次、もっともっと、練習はここではできないかもしれないけど、山や海で練習して、また試合をして勝利したい!だから辞めないでください!」
大谷「誰も辞めるなんて言ってないじゃないか!さっきの話、何を聞いていたんだ!このカードは実現しないかもしれないって言っているんだよ。」
健豊「しないじゃなくて実現させるんだよ!自分たちがパワーアップして実現させるんだよ!これができるまでプロレス辞めない!」
大谷「いつでもこのカードが実現するまで続けていてやるよ!またやるぞ、このやろー!」
皇耀「横山さん、俺も今日、不完全燃焼な感じが残っちゃったと思います。横山さん、JKG抜けてからhotシュシュの面倒を見ていただいて、時にはマンツーマンのときもありましたね。健豊が言ったとおりで、次の練習、海か山かもしれない。河原かもしれない。リングの上で練習がいつできるか、そんなのわかんねえけど、でも絶対に次、行くまでつええ横山さんでいてください。ぜってえ超えてやりますから。」
横山「2人の練習見てきましたけど、全然、ダメなんですよ、この2人。教えても。試合も全然できないんですよ。同じことを何回教えても。本当にお前らhotシュシュ辞めて練習できなくなって試合できるのかよ?山で練習なんてできるわけねえだろ。」
健豊「できる!山登ってスタミナをつけることはできる。そして筋トレして下山して、そしてリングに戻ってくる。」
横山「たしかにスタミナはつくかもしれない。でもお前らに足りないのは技術なんだよ。最後にこんなこと言いたくないんですけど、次、自分の前に出てくるときはもっとレベル上げて、自分を倒すつもりで来てください。」
※千春代表がリングに上がる。
千春「横山さん、ありがとうございます。更生してから練習を見て頂いて、ありがとうございました。お金次第ではまた教えてくれますよね?」
横山「お金じゃなくてもやる機会があるなら教えるよ。」
千春「リングで練習ももちろんします。山もします。私の恩師である木口宣昭先生は山でも川でもどこでもレスリングをしろという先生でした。なので、リング確保してないので、山か川か海に連れて行ってレスリング、相撲します。技術はよろしくお願いします。田村欣子スーパーバイザーとタニースーパーバイザー、上がってください。私が作ったhotシュシュで、私が退団をするという、とてもわがままな行動を理解してくださったお2人に心から感謝しています。私は生きるためにhotシュシュを退団します。自分を大切に退団しようと思うっていう話をしたときに、止めないよって2人とも理解をしてくれました。本当に中途半端なところで投げてしまうことを申しわけなく思います。それでもhotシュシュを続けると言ってくださってありがとうございます。わたしからお2人にプレゼントです。着てください。(「HOT」の文字の入ったシャツとホットパンツをプレゼント)。これからは私の制服を2人に着ていただいて、hotシュシュを継続していただけたらと思います。そしていつか私たちが対抗戦できるくらいに大きくなりますので、よろしくお願いします。皆さん、千春のhotシュシュを応援してくださってありがとうございました。」
※緋彩、キクから記念品、花束が贈られる。最後はタニ―と田村様で千春代表の労をねぎらい、一度、千春代表がリングを降りる。
※芭奈子がマイクを持ち「私たち、ホットでディープな個性派集団!ホット~シュシュ!」で大会を締め、最後はみんなで前方を指さす「前しか向かねえ!」ポーズで締めた。