大会情報
hotシュシュIgnite
「hotシュシュIgnite」
2023年12月24日(日) 17時40分開場/18時00分開始
■会場:レッスル武闘館
観衆:50人(満員)
◆第0試合 エキシビションマッチ5分間
サンタ様 (0-0) タニー・トナカイ
◆第1試合 フロア喧嘩マッチ1分1R
×横山佳和 (4R 判定) 千春〇
レフェリー:キク
※横山JKG脱退
◆第2試合 スペシャルマッチ20分1本勝負
〇ゆづきwithちびゆづ (11分51秒 片エビ固め) 芭奈子×withちびバナ
※紅のボディプレス
◆第3試合 シングルマッチ20分1本勝負
×セバスティアン・デウィット (9分30秒 片エビ固め) 皇耀〇
※みちのくドライバーⅡ
【オープニング】
大会前にキクがリングに上がり現在、投薬治療中であることと、プロレスに復帰したい思いが強いことから、一旦、休養することを発表した。当面、スタッフとしてはhotシュシュの手伝いをしていく予定。また入場式のあと、第0試合の準備のため、芭奈子が絵本を読み聞かせするほのぼのコーナーがインターバルとして設けられた。
◆第0試合 エキシビションマッチ5分間
サンタ様 (0-0) タニー・トナカイ
クリスマスイブのオープニングマッチはサンタコスの田村様とトナカイコスのタニー・マウスによるエキシビションマッチ。入場から田村様コーナーに上がっての水拭きを決めるなど、現役時代のパフォーマンスを決めれば、いざゴングが鳴ったあとも2人のムーブは現役時代を思わせるものであり、当時のレパートリーであったそれぞれの得意技が次々と繰り出されていく。
最後はタニ―がキン肉バスターの体勢に入ったところで5分終了のゴング。クリスマスのスペシャルマッチとはいえ、まだまだ現役感のある2人のコンディションの仕上げ方が素晴らしく、見ごたえのあるエキシビションマッチだった。
◆第1試合 フロア喧嘩マッチ1分1R
×横山佳和 (4R 判定) 千春〇
レフェリー:キク
※横山JKG脱退
ジャラジャラコロッケ軍団としてヒールファイトを展開する横山だが、時にクリーンファイトでhotシュシュの選手に対するケースもある。その横山の本来の実力を認めた上で千春代表が仕掛けた喧嘩マッチ。ゴングと同時に「ルールをはっきりさせろ!」とクレームをつける横山を無視して、千春は「この試合に負けたらジャラジャラコロッケ軍団を抜けろ!」と横山に条件をつけた。
「負けるわけない」と自信満々の横山は不敵な笑みを浮かべてこれを了承も、1分間は2人のマイク合戦で終わり、レフェリーのキクは引き分け判定。
延長の2ラウンド目に突入。ゴングと同時に横山が木刀で襲い掛かり、千春をボディスラムで叩きつける。
さらにチョーク攻撃から客席に放り投げ、手首のテーピングを外してテープで首絞め。ここで2ラウンド終了。明らかに横山が攻めていたものの、レフェリーの判定はまたもドロー。
続けて第3ラウンドへ。木刀を千春の前に突き出す横山。
その先っぽを掴んだ千春は木刀を奪って襲い掛かるも、これをかわした横山が躓いた千春にストンピング。さらに2発目のボディスラムを決めたところで3ラウンド終了。
勝ちを確信して手を挙げる横山だが、レフェリーの判定はドロー。抗議する横山を無視して第4ラウンドへ。ゴングと同時に千春がパイプ椅子攻撃。
さらに花道奥に横山を引き込み、椅子攻撃を決めると本部席に上がった千春が起き上がった横山に場外プランチャを仕掛けた。
倒れ込む横山。ここで4ラウンド終了。そしてレフェリーの判定は千春のプランチャが大きなポイントとなり、千春の勝利を告げた。
勝利した千春は横山に対して、元々、横山にオファーしたのは横山のプロフェッショナル・レスラーとしての実力を認めていたからと、その理由を明かした千春。そして「シュシュメンにプロフェッショナル・レスリングを教えてほしい」と横山に要望。対する横山は「正直、hotシュシュの若手の成長には感動している。正直、ジャラジャラコロッケ軍団には飽きた。」とあっさりヒール軍団からの離脱を了承。最後は千春と笑顔で握手を交わし、hotシュシュへの協力を約束した。
◆第2試合 スペシャルマッチ20分1本勝負
〇ゆづきwithちびゆづ (11分51秒 片エビ固め) 芭奈子×withちびバナ
※紅のボディプレス
それぞれがちびゆづ、ちびバナを連れての対戦となったゆづきvs芭奈子の一戦は、いきなりゆづきvsちびバナでスタート。ロックアップからちびバナにロープまで押させたうえで、ちびバナをボディスラムの体勢で抱え上げるも、ここでゆづきにブーイングが飛ぶ。
体勢を戻してちびバナを離したゆづき。ちびバナはゆづきの腕を取って絞め上げる。
すぐにヘッドロックで返したゆづきはグランドへ。しかし、ここでもちびバナがヘッドシザースで切り返す。代わったちびゆづがちびバナとロックアップ。
ちびバナがロープに追い込むも切り返したちびゆづがエルボー連打し、ちびバナに力比べを要求もちびバナはその手を取って絞め上げると自軍コーナーへ。代わった芭奈子にも力比べを要求するちびゆづ。
芭奈子が力比べで押し倒すがちびゆづはブリッジでこらえる。ちびゆづがエルボー。芭奈子も思わずエルボーを打ち込むと、ちびゆづが座り込んで泣き出してしまった。
慌ててちびゆづに声を掛ける芭奈子にちびゆづは「うそぴょーん」とボディブロー。
さらに代わったゆづきと2人で芭奈子をコーナーに振り、串刺し連係。
ゆづきがコーナーで芭奈子にエルボー連打。エルボー合戦から芭奈子が脇固め、アームバー。
これをちびゆづがカット。ちびゆづに向かい合った芭奈子をゆづきがオクラホマロールもカウント2。反転して芭奈子が丸め込むもカウント2。ゆづきがボディスラムからデスロックで絞め上げ。
これをちびバナがカット。ゆづきとちびゆづで芭奈子をロープに張り付けて両サイドから顔面踏みつけ。
芭奈子が串刺しドロップキックで反撃し、ゆづきにちびバナとの串刺し連係。2人でカバーもカウントは2。2人でゆづきにストンピングの雨。
さらに芭奈子がゆづきを、ちびバナがちびゆづを同時ダイヤル固めでカバーもカウント2。
ゆづきがちびバナをキャメルクラッチに決めて髪を掴む。さらに抱え上げるもちびバナがバックに回り込み、膝を押してゆづきを前に倒すとラ・マヒストラル。カウント2。代わった芭奈子が逆さ抑え込みもカウントは2。芭奈子にちびゆづがおんぶスリーパーからパロスペシャル。
ちびゆづが離れたところにゆづきがビックブーツ。両軍入り乱れたところで、なぜかちびゆづがゆづきに、ちびバナが芭奈子に同時かかと落とし。
ハイタッチしたところで、我に返り、芭奈子がゆづきを、ちびバナがちびゆづをコーナーに振るが、逆にゆづきとちびゆづが反撃し、倒れた芭奈子とちびバナに同時紅のボディプレスを決め、ゆづきが芭奈子からカウント3を奪い、ゆづき&ちびゆづが勝利した。
試合後、マイクを手にしたゆづきは芭奈子の成長を認め、来年最初の興行で芭奈子とのタッグ結成を約束。その対戦相手にchou・chouとLilyを指名した。
◆第3試合 シングルマッチ20分1本勝負
×セバスティアン・デウィット (9分30秒 片エビ固め) 皇耀〇
※みちのくドライバーⅡ
イタリア人のプロレスラーとして男子団体にも出場しているセバスティアン・デヴィットがhotシュシュ初参戦。メインで皇耀と対戦した。ロックアップでスタートもデヴィットがパワーで皇耀をぶん投げる。さらにロープに詰めてのエルボー連打も皇耀が切り返し反撃のエルボー。コーナーで強烈なチョップを決めたデヴィットは串刺しエルボーからチョップ、串刺し背面ボディアタックでカバーもカウント2。
皇耀が619でカバーもカウント2。皇耀が首投げからサッカーキック、サイドからの低空ドロップキック、脇固めもデヴィットが切り返して丸め込むもカウント2。
デヴィットが飛び込みラリアットから肩口に抱え上げてローリングさせながらサイドに皇耀を叩き落しカバーもカウント2。
さらにスタンディングでのデスロックから足首を絞め上げる。ロープに逃れた皇耀を踏みつけ。自ら場外に降りると、皇耀の足を鉄柱にからめて絞め上げる。さらにコーナーでのチョップ連打からサッカーキックで踏みつけカバーもカウント2。
皇耀がエルボーで反撃。打ち合いからコーナーでのチョップとエルボーの打ち合いへ。デヴィットが皇耀をバックドロップの形で抱え上げ、前方に叩きつける。さらに飛び込みドロップキックを狙うが、これを間一髪でかわした皇耀がバズソーキックでカバーもカウント2。
続けて皇耀がみちのくドライバーⅡを決め、デヴィットからカウント3を奪った。
hotシュシュ年内最終戦のメインを勝利で飾った皇耀。ここで芭奈子がリングに上がり、12月11日が誕生日の皇耀を祝福。
抱負を聞かれた皇耀は「来年も今年同様、目の前の相手を叩きつぶして勝つことを頭に入れて、毎試合一生懸命やるのは当たり前なんですけど、こないだゆづき選手が他団体に出たので、来年は俺も他団体行けるように、もっともっと努力したいと思います。」とし「5月にhotシュシュ旗揚げして今日までやってきました。ゆづき選手がじゃじゃ馬トーナメントに出たりとか、一歩ずつですが進んでいっているんじゃないかなと思っています。でも来年もおんなじ歩幅じゃお客さんもやっている俺らも面白くないんで、もっと気合いれて、こんなもんじゃないくらい、フルメンバーで練習してもっともっとお客さんを楽しませたいと思ていますんで、来年も応援よろしくお願いします!」と最後も皇耀が観客も参加させて「私たち、ホットでディープな個性派集団!ホット~シュシュ!」で大会を締めた。