大会情報
「hotシュシュIgnite」
「hotシュシュIgnite」
2023年10月28日(土)
17時40分開場/18時00分開始
観衆:50人(満員)
◆第1試合 シングルマッチ 20分1本勝負
×佐藤洋平(5分08秒 ギブアップ)皇耀〇
※クロスフェイスロック
◆第2試合 3WAYマッチ 30分1本勝負
〇ミス・モンゴル(7分23秒 リングアウト)ゆづき× サマス×
◆第3試合 第1回 hotシュシュタッグトーナメント 1回戦 時間無制限1本勝負
横山佳和&〇ジェーク・ブラドック(11分07秒 レフェリーストップ)キク&芭奈子×
※ベアハッグ
◆第4試合 桐生健豊リアルバースデースペシャルマッチ各1分1本勝負
桐生健豊 (3勝1敗6分)参戦選手掛け
内訳:
①×佐藤洋平(51秒 ギブアップ)桐生健豊〇
※ストラングルホールド
②×Lily(53秒 エビ固め)桐生健豊〇
※ドロップキック
③△キク(時間切れ)桐生健豊△
④⑤⑥△ミス・モンゴル、△横山佳和、△ジェーク・ブラック(時間切れ)桐生健豊△
⑦×芭奈子(46秒 エビ固め)桐生健豊〇
※ギロチンドロップ
⑧△ゆづき(時間切れ)桐生健豊△
⑨〇サマス(44秒 片エビ固め)桐生健豊×
※パワーボム
⑩△皇耀(時間切れ)桐生健豊△
【オープニング】
試合前、千春代表と練習生のアボがリングに上がり、アボのリングネームが「山桜ゆい」に決定したことが発表され、デビュー戦が11月19日大会で行われ、カードは芭奈子とのシングル戦に決まった。デビューが決まった「山桜」は「私は本当にぽんこつな人間なんですけど、今年、すごく落ち込んでいるときがあって、hotシュシュの旗揚げ戦をそのときに観て、死にかけのセミみたいだったんですけど、倒れても倒れても何度も立ち上がる(選手の)姿に心打たれて、私も生き返りたいっていうか、生きようという気持ちになったんです。」とプロレスラーを目指すきっかけを語り、同じようにhotシュシュを観て、同じ思いでプロレスラーになった芭奈子との一戦に対して、千春代表は「2人がhotシュシュを選んだのは間違いじゃなかったって思える2人のシングルマッチを見たいと思って決めました。」と感極まって言葉を詰まらせながら2人の試合への期待感を語った。またこの日の入場式ではその芭奈子がオープニングコールを担当した。
◆第1試合 シングルマッチ 20分1本勝負
×佐藤洋平(5分08秒 ギブアップ)皇耀〇
※クロスフェイスロック
洋平が8月13日成増大会以来、約2か月半ぶりにリングに復帰。10月14日ハウスショーで初勝利飾り勢いに乗る皇耀と対戦した。ロックアップからロープ際に洋平を詰めた皇耀は先制のチョップを放つ。反転した洋平もチョップで返すが、皇耀は膝蹴り、ミドルキックを洋平のボディに叩き込む。
膝をついて倒れた洋平を場外に落とす皇耀。洋平が場外で「来いよーっ!」と叫ぶ。
「お前が上がって来い。」と冷静に返す皇耀に、なお洋平は「来いよーっ!」と叫ぶが、皇耀がロープをくぐろうとすると、思い直したように、「やっぱ俺から行くわ。」とリングに戻った。さらに皇耀がミドルキックを叩き込み、さらに619からカバーもカウントは2。
今度は洋平が逆エビ固めを決める。あえてロープには逃げずに足の力で洋平を吹っ飛ばした皇耀は蹴りの連打からサッカーキックを決めカバーもカウントは2。
洋平がコードブレイカーでカバーもカウントは2。洋平が皇耀と向かい合い張り手を入れる。皇耀も張り手で返す。張り手の打ち合いで勝った皇耀が膝を衝いた洋平に蹴りを叩き込みカバー。カウント2で洋平を起こすとクロスフェイスロックで絞め上げギブアップを奪い、ほぼ完勝の形で勝利した。
試合後、マイクを手にした皇耀は「佐藤洋平、復帰おめでとうございます。俺が入団してから、しょっぱなにSNSで生意気だなんだってからんできた佐藤洋平。ずっとシングルやりたくて、やっと叶いました。やっぱり生意気だなんだって言っても復帰嬉しいです、俺は。俺、本当は今日出る予定なかったんですけど、代表に無理言って、シングル組んでくださいって言って、やっと実現できました。お客さん、佐藤洋平、久々に復帰なんで、ちょっと声聞きたくないですか?」と洋平にマイクを渡す。
マイクを持って立ち上がった洋平は「皆さん、お久しぶりです!皇耀!つええなあ。お前、強いよ!すげえチャラいギャル男だと思っていたけど、ちゃんとつええなあ!俺も負けてらんねえわ!俺が復帰したからにはお前の天下にさせねえからな!俺と勝負じゃあ!」とこの日、負けたことはとりあえず置いておいて、洋平らしく皇耀に宣戦布告。これを受けて「今日は俺が勝ったけど…。」としながら「お互いに強くなって、またやろう。」と洋平の思いに応えた。
◆第2試合 3WAYマッチ 30分1本勝負
〇ミス・モンゴル(7分23秒 リングアウト)ゆづき× サマス×
タッグトーナメントでタッグを組むゆづきとサマスがモンゴルとのハロウィン3WAY戦に臨んだ。コスプレ好きのサマスが月よりの使者風マスクとセーラー服コスチュームでリングに立てば、ゆづきはにゃんにゃんメイドで登場。そしてモンゴルは当然のように横山とジェークを従え、魔女風ロングハット姿でリングイン。事実上、2対1となるだけに、モンゴルへのリベンジに圧倒的に有利な状況のゆづきとサマスは開始早々、モンゴルを2人でロープに振りクローズラインを決めると、サマスがモンゴルを羽交い絞めにしてゆづきがラリアット。
続いてゆづきがモンゴルを羽交い絞めにしてサマスがラリアットと確実にモンゴルを追い込んでいく。
さらにサマスがモンゴルをロープ渡りからのチョップを入れ、倒れたモンゴルをゆづきがカバーもカウントは2。モンゴルを引き起こして両サイドで腕を固めるゆづきとサマス。
ここで遂にジャラジャラ軍団のセコンドが乱入。レフェリーが止めに入り、セコンドを下げる。ゆづきがモンゴルをキャメルクラッチ。モンゴルがロープに逃れる。ゆづきとサマスがモンゴルをロープに振る。今度はモンゴルがかわし、サマスをゆづきにぶつけ、さらに2人まとめてラリアットで吹っ飛ばす。
サマスが倒れている間にモンゴルが鞭を持ち出し、ゆづきに襲い掛かる。モンゴルの鞭をゆづきがかわしエルボーの打ち合いも遂にモンゴルが鞭をフルスイング。
ここでサマスがモンゴルをゆづきから引き離すも、モンゴルが鞭を振るい、さらにコーナーにサマスを他叩きつけると、そこに待っていたのはジェーク。サマスをチェーンで絞め上げる。モンゴルがゆづきに逆エビ固め。ジェークに捕まりながら必死にゆづきに手を伸ばすサマス。
ゆづきもサマスの元になんとか体をずらしながら近づき、その手を掴む。モンゴルがラリアット、セントーンからゆづきをカバーも、ここでサマスがチェーンを外し、カットに入る。
コーナーにモンゴルを振り、ゆづきが串刺しタックル、続けてサマスが串刺しボディアタック、さらにダブルのブレーンバスター、サマスがゆづきをモンゴルにボディプレスの体勢で叩きつける。
サマスがジャンピングエルボードロップでゆづきと2人でモンゴルをカバーもモンゴルがキックアウト。
モンゴルをリング中央に寝かせて、ゆづきとサマスがロープに走るが、リング下から横山とジェークが足を払い、2人を場外戦に引き込む。
ゆづきとサマスを両サイドから振って同士討ちさせると、そこにモンゴルがエプロンからクロスボディで場外に飛ぶ。
先にリングに戻ったのはモンゴル。リングアウトのカウントが進み、なんとかゆづきがエプロンに立つもモンゴルがエルボー、ボディアタックでゆづきを場外に落とす。
このタイミングでカウント20が入り、まんまとモンゴルが2人まとめてリングアウトに葬り勝利をモノにした。
◆第3試合 第1回 hotシュシュタッグトーナメント 1回戦 時間無制限1本勝負
横山佳和&〇ジェーク・ブラドック(11分07秒 レフェリーストップ)キク&芭奈子×
※ベアハッグ
今大会からスタートするhotシュシュのタッグトーナメント。1回戦の第1試合はジャラジャラコロッケ軍団の横山&ジェークと、キク&芭奈子の一戦。
試合はキク&芭奈子の奇襲で始まるも、逆に横山&ジェークに返り討ちに合い、横山が飛び込みラリアットでキクをカバー。カウント2でキックアウトしたキクが回転エビ固め、ラ・マヒストラルと横山を丸め込むも、いずれもカウントは2。キクが膝を狙った低空ドロップキックを決め、芭奈子に交代。
ここでジェークがリングに入り、芭奈子を場外に落とす。
場外では横山が芭奈子を、ジェークがキクを痛めつけ、芭奈子をリングに戻す。芭奈子が両膝をつきながらも必死にエルボーを打つが余裕の表情を見せながら受けて立った横山は芭奈子の髪を掴んで引き起こすと、自軍コーナーへ。代わったジェークがコーナーで芭奈子にチョーク攻撃。
さらに髪を掴んでの変形キャメルを決め、代わった横山も髪を掴んで引き回すと、さらに腕のテーピングを外し、そのテープでチョーク攻撃。
ボディスラムを決めジェークに交代。ジェークもボディスラムを決めカバーもカウントは2。代わった横山が芭奈子をコーナーに詰めて痛ぶる。対角コーナーに芭奈子を飛ばして横山が飛び込むも、これをかわした芭奈子がドロップキック2連発でキクに交代。
キクが横山をコーナーに詰め膝蹴りを入れる。ジェークが助けに入り、横山と2人でキクをロープに振る。かわしたキクがジェークを横山にぶつけ2人にドロップキック。
2人が手を衝いて倒れたところに、低空ドロップキック。さらに横山にダブルニークラッシャーを狙うが横山がこらえラリアットも、これをかわしたキクが膝へ低空ドロップキック。やや体勢が崩れたがダブルニークラッシャーを決め、足4の字固めからキクロックへ。
ロープに逃れた横山はキクの飛び込みをキャッチしてアバランシュホールド。代わったジェークはキクを抱え上げるとツームストンの形で前方に叩きつけカバーもカウントは2。
ジェークがキクの額に噛みつき攻撃。さらにキクを引き起こすとベアハッグ。
芭奈子がカットに入るも、ジェークはキクを抱えての浴びせ倒しでカバーもカウントは2。ジェークの飛び込みをキクがカニばさみでかわし、ロープにはりつけてのドロップキック、顔面への低空ドロップキックでカバーもカウントは2。
代わった芭奈子の顔面をかきむしったジェークが芭奈子をコーナーに詰めてのチョーク攻撃。ジェークが対角コーナーに芭奈子を振る。ジェークの飛び込みをかわした芭奈子が側転しての串刺しエルボー。
続けてキクが串刺しニーを決め、キクと芭奈子がダブルのドロップキック。
横山がカットに入り、ジェークが芭奈子を羽交い絞め。横山が飛び込むも芭奈子がかわす。間一髪で横山が止まり同士討ち回避も、横山のバックから芭奈子が背中を押し、横山の頭がジェークの股間を直撃。
さらに芭奈子がジェークの足をクロスさせて抱え込みカバーするバナナフォールを決めるも横山がカット。キクが踏み台になり、芭奈子がコーナーのジェークにジャンピングクロスボディも、ジェークがキャッチ。
そのままベアハッグに持ち込む。横山がキクをカット。ジェークの絞め上げに芭奈子が失神状態となり、慌ててレフェリーがゴングを要請。試合はレフェリー・ストップにより横山&ジェークが勝利。トーナメント決勝戦にコマを進めた。
◆第4試合 桐生健豊リアルバースデースペシャルマッチ各1分1本勝負
桐生健豊 (3勝1敗6分)参戦選手掛け
内訳:
①×佐藤洋平(51秒 ギブアップ)桐生健豊〇
※ストラングルホールド
②×Lily(53秒 エビ固め)桐生健豊〇
※ドロップキック
③△キク(時間切れ)桐生健豊△
④⑤⑥△ミス・モンゴル、△横山佳和、△ジェーク・ブラック(時間切れ)桐生健豊△
⑦×芭奈子(46秒 エビ固め)桐生健豊〇
※ギロチンドロップ
⑧△ゆづき(時間切れ)桐生健豊△
⑨〇サマス(44秒 片エビ固め)桐生健豊×
※パワーボム
⑩△皇耀(時間切れ)桐生健豊△
この日が17歳のリアルバースデーの健豊が団体からの過酷な誕生日プレゼントを贈られた。試合形式は大会参戦選手全員と1人1分ずつ対戦するという試合形式。最初にリングに上がった健豊は赤コーナーに立ち、対戦相手を待つ形でスタート。
◆1人目=対佐藤洋平
洋平が張り手を入れる。健豊も張り手で返す。張り手の打ち合いから健豊が正面ドロップキック。倒れた洋平の腕を取った健豊がストラングルホールドを決め、ギブアップを奪った。
リングに上がったLilyが千春代表を呼び込む。千春代表にバトンを渡し、千春代表がバトントワリングでコーナーに座って手拍子している健豊に近づき、バトンを回す。
千春代表がリングを降りたタイミングで健豊がLilyに正面ドロップキックをヒットし、そのままエビ固めに丸め込んでカウント3を奪った。
◆3人目=対キク
リングに入るなり、ドロップキックで健豊を吹っ飛ばしたキクはロープで健豊をはりつけると、セコンドの選手たちを呼び込む。みんなで健豊をロープ際で痛めつけながら誕生日を祝福。
続けてコーナーに健豊を振ると、またセコンドの選手を呼び込みアイストレインならぬhotシュシュトレイン。全員が串刺し攻撃を決めたところでタイムアップ。
◆4人目・5人目・6人目=対ジャラジャラコロッケ軍団(3人×1分=3分間)
モンゴル、ジェーク、横山が花道から現れリングイン。3人で健豊に襲い掛かり強引に3人での3分勝負を成立させる。ジェーク、横山が連続逆水平チョップ、さらに連続ボディスラムからモンゴルがエルボードロップでカバーもカウントは2。続けて横山がエルボードロップでカバーもカウントは2。さらにジェークがジャンピングニードロップでカバーも健豊がキックアウト。横山が手首のテープを外してのチョーク攻撃。これをしのいだ健豊が3人にチョップで反撃も全員からストンピング攻撃を浴び、ジェークと横山がダブルブレーンバスター。
さらにジェークがラリアットも健豊がかわす。続けてモンゴルがラリアットもかわした健豊がモンゴルをスクールボーイ。
ここで3分終了。ドローに終わる。
◆7人目=対芭奈子
芭奈子が客席側の健豊を立たせると、誕生日祝いに胸の紐を引っ張るように健豊にリクエスト。健豊が素直に紐を引き、芭奈子の胸の風船が初めて破裂し、中から色とりどりのテープが飛び出す。芭奈子が串刺しエルボーを狙うが、タイミングがずれる。健豊が正面ドロップキック。その場ジャンプでのギロチンドロップで健豊がカウント3を奪った。
ゆづきが逆水平チョップ連打。健豊にも打って来いと迫る。健豊もチョップを返す。激しいチョップの打ち合いから両者膝を衝いてのチョップ合戦でタイムアップドロー。
健豊がエースクラッシャーでカバーもカウントは2。サマスがコーナーに健豊を詰め「いくつのなった?」と聞く。健豊が「17歳。」と答えるとサマスがチョップ17連発の祝砲。続けて豪快なパワーボムで叩きつけ、健豊からカウント3を奪った。
ダメージから起き上がれない健豊に「もう終わりか!」とストンピングの檄を入れる皇耀。さらに首投げから「誕生日おめでとう!」とサッカーキック。皇耀がサイドからの低空ドロップキックでカバーもカウントは2。皇耀がカニばさみから619を決めカバーもカウントは2。ボディスラムを狙う皇耀を健豊がフィッシャーマンズ・スープレックスで投げホールドも、ここで1分終了。ドローに終わった。
1分掛けを3勝1敗3引き分けで完走した健豊。バースデーケーキを受け取り、17歳の抱負を聞かれ「他団体に上がって、桐生健豊の存在に皆さんに知ってもらえるように頑張ります!」と語り、会場から仲間たちから祝福を受けた。
最後も健豊が「私たち、ホットでディープな個性派集団、ホット~シュシュ!」で自身のリアルバースデー大会を締めた。