大会情報
「hotシュシュ横浜大会~HOT LIMIT~」
「hotシュシュ横浜大会~HOT LIMIT~」
2023年7月17日(月・祝)
17時開場/17時30分開始
観衆:114人
◆第1試合 シングルマッチ20分1本勝負
〇横山佳和 (11分34秒 ギブアップ) 佐藤洋平×
※胴締めスリーパーホールド
◆第2試合 シングルマッチ20分1本勝負
〇真琴 (14分32秒 エビ固め) ゆづき×
◆第3試合 シングルマッチ20分1本勝負
〇僕の可愛い雪うさぎちゃん (9分54秒 TKO) 僕の可愛いランジェリーちゃん×
※スコーピオンうさロックにより失神
◆第4試合シングルマッチ20分1本勝負
〇桐生健豊 (2分37秒 反則勝ち) ジェーク・ブラドック×
◆第5試合 シングルマッチ20分1本勝負
〇関本大介 (13分19秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド) サマス×
【オープニング】
入場式の前に千春代表がリングに上がり、新人2名を紹介した。
皇耀(こうよう)はアイスリボンとの合同イベント8月6日ソラマチスカイアリーナ大会で、芭奈子(ばなこ)は8月13日成増大会でデビューすることが発表された。
代わって、スーパーバイザーの田村欣子、タニー・マウスがこの日のカードを発表し、最後は所属選手による入場式が行われ、hotシュシュ初の横浜大会が幕を開けた。
◆第1試合 シングルマッチ20分1本勝負
〇横山佳和 (11分34秒 ギブアップ) 佐藤洋平×
※胴締めスリーパーホールド
オープニングマッチはZERO1所属の横山と佐藤の一戦。いきなり横山をコーナーに詰めてエルボーの連打に出た佐藤だが、横山の膝蹴り1発で両膝をついて崩れ落ちてしまう。さらに佐藤を場外に誘った横山はエルボー、蹴りを連打し、佐藤を引きずり回す。
鉄柱に押し付けられてのラリアットをかわした佐藤は客席に横山を叩きつけて反撃に出る。しかし椅子を持ち出した横山は佐藤の背中を連打。さらに木刀でのチョーク攻撃で痛ぶる。
リングに戻ったあとも横山の攻撃が続くが、佐藤は「来いよ!来いよ!」と自身に気合を入れながら、耐え抜く。
カウンターのドロップキックで横山を倒した佐藤だが、横山はエルボーで何度も佐藤を打ちのめし、押し倒すラリアットでカバー。
カウント2でキックアウトした佐藤に2発目にラリアットを決めカバーもカウント2。
防戦一歩になってしまった佐藤に逆エビ固めを決めた横山。
必死にこらえる佐藤だったが、最後は横山の胴締めスリーパーにギブアップを喫した。
◆第2試合 シングルマッチ20分1本勝負
〇真琴 (14分32秒 エビ固め) ゆづき×
宮崎有妃とのデビュー戦、新人chou・chouからの初勝利を経て、ゆづき3戦目の相手は真琴。全女出身の三田英津子さんに憧れるゆづきは三田さんの持ち技を伝授されている真琴に対して、試合前に握手を求めるも、真琴がこれを拒否。
力比べから腕の取り合いで優位に立ったゆづきは真琴をロープ際に引き込むと、真琴の腕をロープにからめ、ロープに乗って、足で真琴の首をグイグイとロープに押し付ける。
「一度、やってみたかったんだよ!」とアピールしたゆづきだが、ブレイク直後、真琴もゆづきをロープ際にひきずると、セコンドのハム子といっしょに両サイドから顔面を足踏み。しっかり仕返しを受けたゆづきに真琴がキャメルクラッチを仕掛ける。
真琴の手に噛みついて逃れたゆづきだが、またも真琴に腕を思いっきり噛みつかれる仕返しを受けてしまう。
ゆづきをグランドに持ち込んだ真琴はコブラツイストからフロントスリーパーで絞め上げる。
ロックを外して馬乗エルボーを打ち込んだゆづきは逆片エビ固めへ。ロープに逃れた真琴はチョップ、エルボー、そしてコーナーに詰めると三田さん譲りのブレイジングチョップを連発。
ダブルニーからカバーに入った真琴だがカウントは2。コブラツイストに出た真琴。
ロープに逃れたゆづきにサッカーキック、かかと落としを決め真琴がカバーもカウント2。真琴の側転ダブルニーをかわしたゆづきは真琴の右足を取ると膝固め、膝十字固めで反撃。
ロープに逃れた真琴とのエルボー合戦から首固めを決めたゆづきだが、カウントは2。再び真琴の膝に的を絞っての膝十字に出たゆづき。ロープに逃れた真琴をコーナーに振るも飛び込みをカウンターの蹴りでかわされ、丸め込まれる。カウント2で返したゆづきは逆エビ固めを狙うが、バランスが崩れて決まらず。真琴が膝蹴りをヒットさせ、蹴りの連打からカバーもカウント2。真琴が側転ダブルニーからカバーもカウント2。ダブルアーム・スープレックスを狙った真琴だが、ゆづきがリバースで返す。さらにロープ際に追い込んでのラリアット、飛び込みラリアットでゆづきがカバーもカウント2。
ゆづきがボディプレスでカバーもカウント2。ゆづきがファイヤーマンズキャリーを狙うが、これを逃れた真琴がブレイジングキックから三田さんのムーブを用いたブレイジングクラッチ(通称・三田さん固め)へ。
体勢が崩れるも、そのまま押さえ込み、真琴がカウント3を奪った。
〈試合後のゆづき〉
「真琴選手、いつか対戦したいと夢に見ていたので、まだ数少ない試合ですが、自分の中で一番研究したつもりでいました。でも決まったと思える技はなく、ただ必死でした。今までで一番落ち着いて試合に臨めました。自分の中の100%以上の力を出し切るということはできたと思っています。それではとても真琴選手にはかなわなかったということだと思います。(今後は)どんな小柄な選手のスピードにも負けない、どんな大柄な選手のパワーにも負けない、どちら(の技術)も身につけたいと思っています。この夏のトレーニングはスタミナ強化にはうってつけの季節だと思いますので、力を入れて頑張りたいと思います。」
◆第3試合 シングルマッチ20分1本勝負
〇僕の可愛い雪うさぎちゃん (9分54秒 TKO) 僕の可愛いランジェリーちゃん×
※スコーピオンうさロックにより失神
プレ旗揚げ戦に続き、2度目の参戦となった僕の可愛い雪うさぎちゃん。対する僕の可愛いランジェリーちゃんは、予想通りあの一般人にそっくりの男。
序盤は手探りからの激しいグランドの攻防が続き、ランジェリーちゃんの左膝に的を絞った雪うさぎちゃんが足4の字固めへ。
自分の髭を雪うさぎちゃんに付けて揺さぶりをかけようとするランジェリーちゃんだが、雪うさぎちゃんはまったく微動だにせず。なんとかロープに逃れたランジェリーちゃんはエルボーの打ち合いを仕掛ける。膝への低空ドロップキックから膝固めを決めた雪うさぎちゃん。
ランジェリーちゃんがロープに逃れると、コーナーに上がるが、ランジェリーちゃんがデッドリードライブで投げ落とす。再び膝を狙っての蹴りを繰り出す雪うさぎちゃんだが、ランジェリーちゃんはドラゴンスクリュー。
コーナーに上がったランジェリーちゃんをバックドロップの形で投げ落とした雪うさぎちゃんはダイビングボディアタックでカバーもカウント2。
雪うさぎちゃんがカサドーラもランジェリーちゃんが切り返す。カウントは2。ランジェリーちゃんが低空ドロップキックからシャイニングウィザードでカバーもカウント2。
膝にダメージ大のランジェリーちゃんに雪うさぎちゃんはすぐにスコーピオンうさロック。
苦痛に耐えきれずランジェリーちゃんが失神。雪うさぎちゃんがTKO勝ちを飾った。
◆第4試合シングルマッチ20分1本勝負
〇桐生健豊 (2分37秒 反則勝ち) ジェーク・ブラドック×
6月25日ハウスショーにおいて、所属選手として紹介されることを拒否したジェーク・ブラドックは、メイン終了後のリングに乱入。佐藤、サマスを急襲するだけではなく、千春代表を流血させ、hotシュシュに宣戦布告。試合初出場となる横浜大会の対戦相手はデビュー戦で気迫を全面に出し、高評価を得た桐生。しかし入場から桐生の首にチェーンを巻いてひきずりながら現れたジェークはいきなり場外戦で桐生を痛めつける。チェーンが外されリングに戻ったところで、桐生がコルバタ。ジェークを場外に落とすと、飛距離のある場外ダイブを決めた。
しかしリングに戻ったジェークは桐生をコーナーに追いこんでの踏みつけ。耐え抜いた桐生がドロップキック、串刺しドロップキックからエースクラッシャーを決めカバーもカウント2。
ブレーンバスターで桐生を叩きつけたジェークは再びチェーンを持ち出すと桐生の首に巻きつける。
制止に入ったレフェリーをボディスラムで叩きつけたジェーク。
反則負けとなるも桐生をロープ越しの絞首刑にし、返す刀で本部席の千春代表を急襲。
この日は襲い掛かることはなく、「俺がパートナーを連れて来るから、サマスとのタッグマッチを組め!」と要求。一度、ジェークに襲われている千春代表はこの要求を飲み、8月13日成増大会でジェークとサマスのタッグマッチが行われることになった。
◆第5試合 シングルマッチ20分1本勝負
〇関本大介 (13分19秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド) サマス×
6月25日ハウスショーで持ち前のパワーを活かして佐藤に初勝利したサマスは、その試合スタイルの頂点に立つ関本を相手に横浜大会のメインに立った。試合はロックアップでスタート。サマスが関本を押し込んでみせたが、ロープ際で関本が切り返す。続けて手探りからの力比べへ。
一度は関本が押し勝つもサマスがこれを押し戻す。力の入った攻防が続く。タックル合戦ではサマスが関本を吹っ飛ばす。
負けじと関本は強烈な逆片エビ固めへ。さらにボディスラム連打からロープ際にサマスを寝かせての踏みつけ。
そして逆エビ固めへ。ロープに逃れたサマスにエルボー連打の関本だが、飛び込みをカウンターのハイアングルキックでかわされる。
エルボーの打ち合いからサマスがボディスラム。さらにチンロックから腕を巻き込んでのネックロックへ。
ロープに逃れた関本にブレーンバスターを狙うサマスだが、こらえた関本がぶっこ抜きブレーンバスターで叩きつける。
関本がサソリ固め。ラリアットの打ち合いから関本がブレーンバスター。すぐに起き上がったサマスがラリアット。しかしサマスもダウンし、ダブルダウンに。
ラリアットの打ち合いからサマスがチョークスラム。
続けてパイルドライバーを狙うが、関本がリバースで持ち上げ、前方へ叩きつけカバーもカウント2。関本がラリアットでカバーもカウント2。
最後は関本が延髄斬りからジャーマン・スープレックス・ホールドを決め、関本がカウント3を奪った。
試合後、マイクを手にした関本は「サマス、今日はありがとう。またここで戦うことを約束します!」と語り、大会はエンディングを迎えるも、リングに上がったゆづきが「すいません、メイン後に申し訳ないんですけど、さきほど、急遽、決まりましたジェーク・ブラドックがパートナーを連れて8月の成増大会に参戦するということでした。私にサマスのタッグパートナーをやらせてください!」と申し出た。サマスがこれを了承し、千春代表も認め、サマス&ゆづきvsジェーク&Xが行われることとなった。
〈試合後のサマス&ゆづき〉
サマス「今、どこにいますか?関本さん、楽しかったです。関本さん、ありがとうございました。」
――ゆづき選手がサマス選手と組んでジェークと戦うということですが。
ゆづき「さきほどの健豊とジェークの試合で、健豊がすごい覚悟を持ってhotシュシュのために戦ったと思うんですけど、勝ちは勝ちなんですけど、ああいう勝ち方を健豊は望んでいなかったなと思います。健豊の試合を観て、私がジェークを倒したいと思ったときに、ジェークが試合を組めと千春さんに交渉したので、何よりも先に言わなきゃと思って、マイクを取って、言ったもの勝ちだなと思って。体が勝手に動いた形ですね。」
――厳しい試合になりそうですが。
ゆづき「私はサマスを信じています。サマスは私にとっては戦いをすごく楽しむ…あんな試合中に楽しいって言っちゃうんですよ。それで自分の気持ちを高めている、そんなサマスが私にとっては面白く、強いなと思うので、サマスを信じています。」
――男子レスラーと戦うのは初めてになります。
ゆづき「hotシュシュは男女混合というか、ジェンダーを問わない団体ですので。練習もサマスとも何回もぶつかっているので、男でも女でも関係ないですね、私にとっては。」